東海大学文学部歴史学科東洋史専攻

教員スタッフ紹介

先生方の専門や研究テーマ、著作は、自分が勉強したいと思っていることが、
入学後に本当にできるかどうかを判断するときの有効な手段のひとつです。


立石 謙次講師

たていし けんじ / 東海大学大学院文学研究科出身 / 博士(文学)
教員写真

専門

中国西南民族史

主著

『雲南大理白族の歴史ものがたり−南詔国の王権伝説と白族の観音説話−』 (雄山閣、2010年)

おもな担当授業科目

中国政治史演習B
中国文化史演習

受験生へのメッセージ

歴史学はこの世界を見るための1つの方法です。新たな視点を身につけてください。

研究テーマ

南詔国の歴史と白族(ペー族)の文化

 大学生の時から中国南西端にある雲南地方の歴史を研究しています。特に「南詔国」(なんしょうこく)の歴史について注目しています。南詔国は7世紀後半に興り、10世紀初頭まで、今の雲南地方よりもさらに広い地域を支配した王朝です。日本ではこの王朝について研究があまり進められていません。
 私は大学を卒業後、雲南省にある雲南大学で4年間、雲南地方の民族史を学びました。雲南地方は少数民族が多く住む地方として知られています。また東南アジア大陸部との関係も非常に密接な地域です。南詔国の歴史を研究することは、単に中国の一地方の歴史を明かにするだけでなく、その周辺にある中華世界・チベット世界・東南アジア世界の権力構造や民族関係の歴史を知るために非常に重要です。
 また私は南詔国支配層の末裔と考えられている白族(ペー族)の文化にも興味を持っています。白族は雲南西部の大理地方に多く住んでいます。彼らは、白語(ペー語)という独立した言語を話します。自分たちの文字は持っていませんが、漢字を利用して白語を標記する白文(ペー文)という伝統を持っています。白文は、現在でも彼らの宗教儀礼書や民間芸能の曲本などに用いられています。現在、私は白族の民間芸能の先生に弟子入りして、この白文を勉強しています。



お問い合わせ先:0463-58-1211(内線)3089