東海大学文学部歴史学科東洋史専攻

教員スタッフ紹介

先生方の専門や研究テーマ、著作は、自分が勉強したいと思っていることが、
入学後に本当にできるかどうかを判断するときの有効な手段のひとつです。


片山章雄教授

かたやま あきお / 上智大学大学院文学研究科出身 / 文学修士
教員写真

専門

中央アジア史

主著

『迴鶻タリアト・シネ=ウス両碑文のテキスト復原と年代記から見た北・東・中央アジア』(1994年)

おもな担当授業科目

東洋史研究入門1(東洋史入門)
東洋史研究入門2(基礎史料講読)
東洋史研究入門3A(東洋史研究法演習)
東洋交渉史演習A
卒業論文

受験生へのメッセージ

東洋史に関心を持ち、史料を扱って具体的に事実を追求して立論しようという学生に期待します。

研究テーマ

 私の研究は、大学2年の年度初め、引越先の近所のスーパー内の書店で1冊の新書を買った時に始まります。護(もり)雅夫先生の『古代遊牧帝国』を読み込み、北アジアの突厥(とっけつ)に関する漢文史料と碑文史料を使って卒論を書きました。また、大学3年からアルバイトで通った駒込の東洋文庫の仕事は20代の青春を捧げて『日本における中央アジア関係研究文献目録』になりましたが、この間に研究史の追跡に没頭しました。大学院2年目に卒論をダイジェストして『史学雑誌』に研究ノートを出し、その後は件の碑文の拓本も入手していた大谷探検隊を追跡し、視野は遊牧民や中国王朝とも密接に関係する中央アジアの古代オアシス都市と近代探検史にも広がりました。
 1986年以降はソウルの博物館の探検隊発掘品を調査し、翌年NHKの番組で資料分散過程を示し、1988年には日本で重要文化財になっている楼蘭出土の李柏(りはく)文書の出土地に関する新解釈を出し、1990年以降は新疆(しんきょう)を中心に9度中国へ行っています。吐魯番(トゥルファン)の出土品にも興味を持ち、本学に来て2年目に敦煌(とんこう)・吐魯番から発見された『三国志』の写本について書きました。1995年以降、楼蘭(ろうらん)遺跡を訪ねたり、吐魯番出土の伏羲女か(ふくぎじょか)図の資料集を作り、またモンゴルの遺跡や碑文を連年調査し、一方で大谷探検隊の追跡を継続しています。4年前からは横浜ユーラシア文化館所蔵の四川からチベットへ至るルートを描いた清末の珍品の絵図(江上波夫先生旧蔵品)を研究しています。いずれも既知の資料を十分に把握した上で、養った眼力で断片資料を可能な限り正確に位置付け、歴史や文化を深く理解しようとする試みです。日々あちらこちらの手がけた資料を見直しています。



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