東海大学大学院文学研究科コミュニケーション学専攻臨床心理学系 概要
臨床心理学系の特長
本系は、コミュニケーション学専攻の中に設置されており、同専攻の社会学系やメディア学系の科目も各自の興味と関心にしたがって履修することができます。コミュニケーション学の視点から人間と人間関係の理解し、より広い視野と多様な研究の方向性を探っていくことが可能になります。
大学院生の履修スケジュール例
博士前期(修士)課程1年
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1 | 実習 (学外) |
講義 | 講義 | |||
2 | 講義 | 講義 | 講義 | |||
3 | 講義 | 講義 | 実習 (学内) |
実習 (学内) |
実習 (学内) |
|
4 | 講義 | 論文指導 | ||||
5 |
- 夏期・春期休暇中:集中講義、実習(学内・学外)
博士前期(修士)課程2年
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1 | 実習 (学外) |
実習 (学内) |
実習 (学外) |
実習 (学内) |
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2 | 講義 | |||||
3 | 実習 (学内) |
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4 | 論文指導 | |||||
5 |
- 夏期・春期休暇中:集中講義、実習(学内・学外)
- 通常の授業期間の他に、集中講義(サマーセッション、ウィンターセッション)も開講されることがあります。
- 実習(学内):東海大学心理教育相談室
- 実習(学外):保健・医療分野(東海大学医学部付属病院など)、福祉分野(発達支援施設・児童養護施設)、教育分野(適応指導教室)、司法・犯罪分野の施設、産業・労働分野の施設など
時間割は、入学年度や実習現場の状況等により異なります。
1限[9:00~10:40]、2限[10:55~12:35]、3限[13:25~15:05]、4限[15:20~17:00]、5限[17:15~18:55]
入学者選考の要点
入学試験では、コミュニケーション学専攻の他の系とは別個に、本系が独立して入学者を選考します。したがって、専門試験はそのすべてを、英語試験はその半分について本系独自の問題を課しています。試験科目は、専門試験(臨床心理学)と英語試験および口頭試問の3科目です。
臨床心理学系の入学定員は4名です。但し系の判断により、定員を若干名上回る者の入学を認める場合があります。
入学試験の日程や志願の要件などについては、東海大学大学院入学試験のページ (文学研究科)もご覧ください。
教員紹介
専任教員
- 中島香澄(公認心理師・臨床心理士・心理教育相談室室長補佐)
- 病院臨床と思春期・青年期のこころの健康
- 浅井千秋
- 社会心理学・産業組織心理学
職務・キャリアおよび集団への態度
- 有沢孝治(公認心理師)
- カウンセリング心理学
- 山田幸恵(公認心理師・臨床心理士)
- 臨床心理学(認知行動療法)
災害時の臨床心理的支援活動
スクールカウンセリング
- 芳川玲子(公認心理師・臨床心理士)
- 学校カウンセリング・教育相談
- 菅沼真樹(公認心理師・臨床心理士)
- 発達臨床心理学
(家族、女性、高齢者の心理、医療・福祉分野での多職種連携)
- 中島由宇(公認心理師・臨床心理士)
- 発達障碍、特に知的障碍をもつ人への心理療法
非常勤講師
コミュニケーション学専攻臨床心理学系では、専任教員の他にも、心理学・臨床心理学の最新の情報と臨床現場で実践活動を行っている先生方の生きた知識を吸収できるよう、各分野の第一線で活躍する方々に講師をお願いしています。
氏名 | 担当科目 | 専門 |
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倉島徹 | 司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開(犯罪心理学特論) | ひきこもりなどの地域支援(福祉系;司法含む)、学校・大学のカウンセリング(教育系;司法含む) |
斎藤真喜子 | 投影法特論 | 精神科臨床 |
鈴木公啓 | 心理学研究法特論・心理統計法特論 | 臨床社会心理学(ボディイメージ,食行動,アピアランスマターズ) |
田中彰吾 | 神経心理学特論 | 神経心理学・理論心理学 |
冨永卓男 | 保健医療分野に関する理論と支援の展開(精神医学特論) | 成増厚生病院 児童思春期精神科 医師 児童思春期精神医療 力動的精神療法 |
藪垣将 | 家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践(家族心理学特論) | 臨床心理学(家族療法) |
最近の修了生の修士論文題目
- 内受容感覚とアイデンティティ
- 養育里親・里子のライフストーリー ―2家庭の養育プロセスに着目して―
- ロボットの知性が心理的評価に与える影響
- 目標設定に着目した認知行動的介入が社交不安に与える影響
- 大学生の心理学的特徴とロボットによる対話の関連
- 高齢者介護サービスにおけるリーダーシップの現状
- 中途肢体不自由者における受傷後の心理過程 ―8年間のブログを用いた自己分析―
- インターネット依存に対する資源保護モデルの適用
- 家族の関係性が身体醜形懸念に与える影響―両親、父子、母子それぞれの関係に注目して―
- 児童養護施設における行動や感情面での問題に焦点を当てた音楽療法セッションプログラムの作成および介入方法の検討
- エフォートフル・コントロールが精神的健康に与える影響 ―反芻と省察に注目して―
- セルフ・コンパッションと社会的自己制御および精神的健康との関連について―大学生に対する慈悲の瞑想と心理教育との併用による効果の検証―
- 深刻な悩みにおける自己開示の過程に関する検討
- 看護師の生涯発達過程における主観的成長―主任・副主任看護師の語りから―
- 大学生のスピーチ不安に対するビデオフィードバックと心理教育の併用による効果の検証―心理教育の内容による効果の違いについて―
- 友人間における恥・怒り感情に対するユーモア効果の検討―日本人大学生を対象として―
- 大学生の完全主義傾向が入学時の学業に対するリアリティショックと学業意欲に与える影響
- 中学校教師の生徒への対応に影響を及ぼす要因の検討―SCと教師の協働を目指して―
- 大学生の抑うつ傾向に対する心理教育および自己教示訓練の効果―抑うつ的反すうと抑うつ的反すうに関連するメタ認知的信念に焦点を当てて
- 過去の食事を通した家族関係が大学生のコミュニケーション・スキルと精神的健康度に与える影響
修了生の主な進路
例年、教育分野(スクールカウンセラー、教育相談など)や医療分野(総合病院など)を中心に心理職として就職しています。また、心理職として臨床に従事しつつ、本学博士後期課程へ進学し、さらに研究を進めることもできます。
公認心理師合格者情報
臨床心理士合格者情報
2021/04/01掲載
これまでの実績(2020年度以降は、2018年度以降入学生についての情報を掲載します)
- 2020年度受験者1名 合格者1名
- 2019年度3名合格
- 2018年度5名合格
- 2017年度6名合格
- 2016年度4名合格
- 2015年度3名合格
- 2014年度2名合格
- 2013年度6名合格
- 2012年度6名合格
- 2011年度8名合格
- 2010年度2名合格
- 2009年度4名合格
- 2008年度4名合格
- 2007年度9名合格
- 2006年度12名合格
- 2005年度3名合格
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>>財団法人 日本臨床心理士資格認定協会