「小林批評のクリティカル・ポイント」で群像新人文学賞評論部門を受賞。著書に『文学のプログラム』、『転形期と思考』がある。
「人間とは何か(哲学入門)」
「文芸批評入門」ほか
大学ではロシア文学を専攻しドストエフスキーを研究しました。ロシア文学が、狭義の「文学」に限定されることなく、政治・社会・哲学・思想など、あらゆるジャンルを受け入れることのできる大きな器だったことは私にとって幸いでした。知的関心を「文学」に束縛されず縦横にものを考えることができたからです。
今も私には<文学>はそのような広大な場所としてあります。そして、そのような空間で文学・政治・社会・哲学・思想など、さまざまな分野を横断してものを考え、自分の思考をひとつの作品として創造するところに、<批
評>が学術研究と一線を画するスタイルがあるのだと考えています。授業では、<文学>という場所の広大無辺さと<批評>という知のスタイルの魅力を共有できればと思います。