第7回 創作コンペティション受賞作発表

 第7回創作コンペティションには、21編の作品の応募がありました。
 2008年4月8日、辻原登、伊井直行、長谷川櫂、室井光広、堀啓子、山城むつみの6人の委員による選考の結果、今回の受賞作は下記のように決定しました。

優秀作
『ゆきはし』 小林千恵 (文芸創作学科)
『嘘だと言ってくれ』 平野結希 (医学部)
佳作
『HANDS ON SKIES』 山浦崇広(文芸創作学科)

受賞者の言葉

〈優秀作〉『ゆきはし』  文芸創作学科4年 小林千恵さん

何かを書くということは、ピアノ、そろばん、何を習っても長続きしなかった私が唯一時間を忘れるほど熱中できたものでした。初めての作品は小学四年生のとき広告の裏に書いた、砂漠の盗賊のはなし(砂漠でいったい何を盗むというのだ)。まさか十年後にこんな素敵な形で誰かに作品を読んでもらえる日が来るなんて、あの頃は夢にも思いませんでした。多くの作品に触れ、驚きと興奮であっという間に過ぎた四年間の最後の機会に、このような賞を受賞できたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。 そして、原稿と私を深夜一時に郵便局の夜間窓口に運んでくれた父と、受賞を喜んでくれた母に別段の感謝を。ほんとうに、ありがとう。

〈優秀作〉『嘘だと言ってくれ』  医学部医学科5年 平野結希さん

今回のコンペで私の作品が賞を頂けたことは大変名誉あることであり、嬉しい気持ちでいっぱいです。私が初めて文藝工房を読んだのは一年生の時でした。他学部の私が文芸創作学科の皆さんの作品を通して大変刺激を受け、いつか自分もチャレンジしてみたいという意欲が芽生えました。文芸創作のコンペは学部を問わず参加でき、作品を通して多くの学生の思いに触れられる大変貴重な機会です。少しでも興味がある方は是非一度参加してみてください。

〈佳作〉『HANDS ON SKIES』 文芸創作学科4年 山浦崇広さん 

思えば小説のような自分でもよくわからないものを書き始めてから七年目、知り合いに見せては読み辛いだの微妙すぎだのいいから彼女でもつくったらだの酷評ばかりの日々の果て、自分の産んだものがこういう形で評価されたというのは、やはりとてもとても嬉しいものです。本当にありがとうございました。次はこの三倍良いものを書きます。

創作コンペティションとは

 創作コンペティションは、学生の創作への意欲を作品という形にし、互いに刺激しあう場として2001年度に創設したコンクールです。文芸創作学科の学生でなくても東海大学の学生であれば、在学生、卒業生を問わず応募できます。

 過去の受賞作品は下記のとおりです。

第1回 佳作 『ボレロ』小林正和(文芸創作学科)
第2回 優秀作 『クラウン』原田祥子(文芸創作学科)
佳作 『冬の梅』楠見貴子(文芸創作学科)
『並列の海』原元太(文芸創作学科)
第3回 受賞作なし  
第4回 優秀作 『四年間という』高口公輔(歴史学科)
佳作 『小焼けの子』飯田玉美(文芸創作学科)
第5回 優秀作 『うぶ』綱島啓介(文芸創作学科)
佳作 『ゴールドフィッシュ』小林千恵(文芸創作学科)
『アルバイト』竹田信弥(文芸創作学科)
第6回 優秀作 『証明写真』小川博子(文芸創作学科)
佳作 『桜の家』岡部哲也(文芸創作学科)
『硝子の骨』小林千恵(文芸創作学科)
『僕ん中』竹田信弥(文芸創作学科)
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