アジア文明通信

アジア文明通信1:新一年生49名を加え、春学期の授業がスタートしました

春学期の授業がスタート「アジアの学び方1」を受講する新1年生

東日本大震災の影響で若干の行事に変更はありましたが、新たに49名の一年生を迎えて、スケジュール通り2011年度の春学期の授業がスタートしました。右の写真は「アジアの学び方1」を受講している1年生の模様です(元気いっぱいです)。この授業は新1年生が4つのクラスに分かれて、図書館の使い方、ノートの取り方、レポートの書き方といった基礎的な大学での「学ぶ」技術を習得するものです。
専任の先生たちが担当し、少人数で行われる演習形式の授業ですので、先生と学生とがお互いをよく知るはじめての機会になります。

アジア文明通信2:新たにはじまった授業「アジアの学び方2」

新授業を設定新3年生のゼミの模様

アジア文明学科では、他の文学部の学科と同様に、卒業論文を教育の大きな柱に置いています。その準備のために、3年生からゼミ(「アジア研究セミナー」)がスタートします。そこでは細かい論文指導とともに、プレゼンテーション(発表)やディスカッション(討論)のやり方を習得します。また、ゼミ単位で国内や海外へ研修旅行に出かけたり、一緒に展示会を企画・運営したりすることもあります。就職活動の指導も含まれますので、ゼミの活動内容は多岐に及びます。
どの先生のゼミを取るかは、2年生の終わりに決めなければなりません。あらかじめ先生の専門研究や各ゼミの特徴、さらに先輩方の卒論の内容を知ってもらうために、本学期から「アジアの学び方2」を新たに設けました。2年生は3つのクラスに分かれて、少人数クラスの下で、学期中すべての先生からあらかじめゼミや卒論の内容を知り、自分の関心と照らし合わすことができるようになりました。


アジア文明通信3:新しい学科パンフレットができました

学科パンフレット学科パンフレット

本年度の新しい学科案内が刷り上がりました。カリキュラム、授業内容、卒業後の進路等に関して簡潔に紹介しています。ご希望の方は、下記の学科連絡先にご請求ください。
【東海大学文学部アジア文明学科】
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目四丁目1番1号
℡: 0463-58-1211( 内線 3025 ) / FAX: 0463-50-2241
Email: asia●tsc.u-tokai.ac.jp (●を@に入れ替えてください)

アジア文明通信4:6月19日(日)のオープンキャンパスでの学科行事

3号館7階7階入り口

3号館外観3号館

アジア文明学科では、6月19日(日)に開催されますオープンキャンパスで、独自の企画を用意しております。11:00-12:20の間に、学科説明、体験授業、個別相談を行います。体験授業では春田先生による「将棋・チェスの歴史から、アジアの文化交流を考える」を企画しておりますので、是非ご参加ください。集合場所は3号館7階です。

アジア文明通信5:内藤ゼミ2011年ゼミ旅行はマレーシア!

ゼミ旅行はマレーシアペトロナスタワー

毎年恒例の内藤ゼミ主催東南アジア研修はゼミ生以外でも参加可能です。今年の目的地は東西マレーシア。クアラルンプール、マラッカ、コタキナバルを回ります。ペトロナスタワー(452m, 88階建て、右写真)に代表される現代マレーシアの発展状況視察から歴史の街マラッカの散策、そしてオランウータンの棲むジャングルの探検(?)まで、教員の性格を反映したあれもこれもてんこ盛りの研修です。夜も多民族国家を体感すべく、マレー料理、中華料理、インド料理を順繰りに楽しむんだとか。9月1日出発、12日帰国、詳細は決まり次第、このWEBで紹介しますね。

アジア文明通信6:代々木上原のモスク見学に行きました

モスク見学モスクの内部

モスク見学モスクの入り口

6月19日に莵原ゼミで代々木上原のモスク(公式名称:東京ジャーミイ)※を見学しました。小田急線からも少し外観のうかがえるこのモスクは、イスタンブールの大モスクを彷彿させるオスマン・トルコ様式で建てられています。内部の装飾も大変綺麗で目を楽しませてくれます。モスクのスタッフがイスラムについての解説をしてくれたので勉強にもなりました。「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」で始まる肉声による礼拝への呼びかけを身近に聞いた後、午後の礼拝も見学しました。イスラム教徒の礼拝する姿を間近に見るのも貴重な体験といえるでしょう。たまたまの事情があってのことですが、この日の礼拝参加者にはガーナの人が多く、イスラムが西アフリカにも浸透していることが実感されました。
(※東京都渋谷区大山町1-19)


アジア文明通信7:「今こそ、学問の話をしよう」に内藤耕先生登場!

様々な学問分野で活躍されている大学人が、中高生向けにメッセージを綴る「今こそ、学問の話をしよう」のホームページに、本学科の内藤耕先生が登場しました。「日本の復興=発展のパートナー、アジアを探求する」と題して、この度の震災と自身のアジア研究を関連させたお話しをされています。ぜひ下記リンク先にアクセスしてみてください!

内藤耕先生からのメッセージ


アジア文明通信8:夏のオープンキャンパス 第一弾

オープンキャンパス第一弾オープンキャンパスの企画に使用される14号館

7月31日・8月1日の両日に湘南キャンパスで夏のオープンキャンパスが開催されます。アジア文明学科では初日31日に「クイズで知るアジアの可能性」を企画しております。担当は東南アジアを研究されている内藤耕先生です。悠久の伝統がたゆたうアジア、世界の経済を牽引するアジア、多面的な顔をもつアジアの過去と現在を楽しいクイズやゲームを通して学びます。成績優秀な方には豪華な(?)賞品が用意されています。また、現役学生との学生生活1問1答のコーナーもあります。進路を考え中の高校3年生・2年生の皆様、これを機会にぜひお越しください!


アジア文明学科企画 「クイズで知るアジアの可能性」(担当 内藤耕 教授)
1回目:11:00~11:50
2回目:13:10~14:00
(場所につきましては、当日の案内をご参照ください)


アジア文明通信9:夏のオープンキャンパス 第二弾

オープンキャンパス第二弾オープンキャンパス会場近くの並木

8月1日の夏のオープンキャンパス2日目に、アジア文明学科では、吉野誠先生よる「エジプトから日本まで」と題した企画を予定しています。吉野先生は朝鮮を中心とする近代東アジア史研究をご専門とされておりますが、今回の企画ではアジアの広さ、多様さを知ってもらうために、スクリーンを使った小授業を行います。進路を考え中の高校3年生・2年生の皆様、ぜひお越しください!


アジア文明学科企画 「エジプトから日本まで」(担当 吉野誠 教授)
1回目:11:00~11:50
2回目:13:10~14:00
(場所につきましては、当日の案内をご参照ください)


アジア文明通信10:内藤ゼミ2011年ゼミ旅行詳細決定!

アジア文明通信5で紹介したマレーシア研修旅行の詳細が決まりました。添付ファイルをご覧ください。参加希望の方はアジア文明学科・内藤先生までお問い合わせください(0463-58-1211 内線3033 または 3025)。

添付ファイルはこちらをクリック!(ファイルを読むにはAdobe Readerが必要です)


アジア文明通信11:ニーズ対応型地域研究成果報告会のご案内

5年間にわたって文部科学省から東海大学が受託していたニーズ対応型地域研究推進事業が今年3月で終了しました。企業進出下の東南アジア農村がどういう変化を遂げているのかを調査し、進出企業とコミュニティの共生の道をさぐる研究でした。インドネシア・タイ・ベトナムの3カ国の比較をおこなったこの研究プロジェクトの成果が8月30日に東京・銀座・時事通信ホールで開催される報告会(文部科学省ほか主催)で紹介されます。報告者は当プロジェクトの研究代表を務めた内藤耕先生です。ご関心のある方は添付のチラシをご覧の上、参加申込みをしてください。

添付ファイルはこちらをクリック!(ファイルを読むにはAdobe Readerが必要です)


アジア文明通信12:第44回南アジア研究集会に参加してきました!

研究集会に参加した学生たち

愛知県の三河湾を望む景勝地で開催された、南アジア研究集会(7月16日-17日)に杉本ゼミより4名の学生が参加しました。期間中はカーストを再考するシンポジウム、若手研究者4名による自由論題、戦後の南アジア研究を回顧する講演などがあり、密度の濃い2日間となりました。

セミ生たちの感想の抜粋を以下に紹介します。
Tさん:「専門色の濃い世界。大学院生が多かった。南アジアを研究されている人たちにたくさん出会えた」
Kくん:「カーストという枠みが現在においても分析対象として有効かどうかを問うシンポジウムはおもしろかった」
Iくん:「カースト制に関する様々な視点が知れてよかった。自分のテーマである、インド・イスラームにも関連付けられる部分があった。また、発表の仕方やレジュメの書き方も非常に参考になった」


アジア文明通信13:夏のオープンキャンパス 第三弾

オープンキャンパス第三弾日差しの強い日々が続いておりますが…

夏休み終了間近の8月27日に開催される夏のオープンキャンパスにおいて、アジア文明学科は菟原卓先生よる「おもしろいぞ、アジア!」を企画しています。菟原先生は中世イスラーム世界の歴史をご専門とされております。今回の企画ではアジア文明学科の紹介やビデオ上映、さらに教員と在学生を交えた懇談会を予定しています。進路を考え中の高校3年生の皆様、まだまだ進路に迷う2年生の皆様、ぜひアジア文明学科にお越しください!


アジア文明学科企画 「おもしろいぞ、アジア!」(担当 菟原卓 教授)
1回目:11:00~11:50
2回目:13:10~14:00
(場所につきましては、当日の案内をご参照ください)


アジア文明通信14:オープンキャンパスに多数のご来場ありがとうございます!

オープンキャンパス報告2終了時間にもかかわらず、なにやら熱心に話をされている吉野先生

オープンキャンパス報告1

△7月31日と8月1日の連日行われましたオープンキャンパスに、多数の高校生と保護者のみなさまをお迎えすることができました。
△31日の学科企画を担当された内藤先生より参加者のみなさまへの一言。「天候のすぐれないなかご来場ありがとうございました。クイズはいかがでしたか。ワンダーランドとしてのアジアを感じていただけたでしょうか」
△1日の学科企画を担当された吉野先生より一言。「受験生の皆さんが、アジアについていろいろな興味や関心を持っていることがわかりました。素朴な関心や疑問から出発して、学ぶ面白さを体験するのが大学です。ぜひ、いっしょに勉強しましょう」
△次回は通信13にありますように8月27日になっております。引き続き皆様のご来場をお待ちしております。なお、何かご質問等ありましたら、下記連絡先に気兼ねなくご連絡ください。

℡: 0463-58-1211( 内線 3025 ) / FAX: 0463-50-2241
Email: asia●tsc.u-tokai.ac.jp (●を@に入れ替えてください)


アジア文明通信15:杉本ゼミの3名、廃校プロジェクト佐渡夏調査に参加!

廃校プロジェクト調査1

○新潟県佐渡市で今夏実施された廃校プロジェクト(トヨタ財団助成:門田岳久 代表)の調査に杉本ゼミから3名の学生が参加しました。途中参加とはいえ、8月22日~31日(9泊10日)の長期にわたって、廃校舎周辺の集落調査を行いました。

○昨年から調査協力をしている首都大学東京の3年生と4年生(小西公大 引率)に指導を受けながら、ゼミ生3名はそれぞれのテーマを見つけて、集落調査に入りました。また、旧二見小学校で開催された「夏学校」にも参加し、しばし子供たちとともに楽しい時間を過ごしました。


廃校プロジェクト調査2

○ゼミ生2名は8月29日の小木港祭りで、宿根木地区の五穀豊穣を願う芸能「ちとちんとん」に参加しました。太鼓持ちとして、地区の人々と一緒に小木の街中を練り歩きました。


○参加した3名の学生の感想は…
M君:机の上での勉強しか知らなかったせいか、フィールドワークはとても新鮮なものに感じた。媒体を通した情報よりも、人から直接聞いた情報の方がより説得力があると思った。
K君:フィールドワークを通じて文献からは得ることができない情報を聞くことができました。
T君:今回佐渡調査に同行させてもらって、はじめは何をすればよいのかわからない状態で心配なところはありました。しかし10日間の短い期間で、いろいろな人と触れあう機会がいかに大切かを学べたとおもいました。人と関わることが自分にとってとても有意義な時間であり、成長を感じられました。もう一度佐渡調査に参加する機会があれば参加してみたいとおもいました。

廃校プロジェクト調査3旧二見小学校での夏学校


○期間中は佐渡の様々な方々にお世話になりました。鼓童文化財団の皆様、現地NPOの十文字さんをはじめ、学生たちを受け入れてくださいました宿根木地区および深浦地区の皆様、羽茂中学校の先生方、二見地区の皆様、本当にありがとうございました。旧深浦小学校周辺の若者たちにも感謝しております。


関連サイト:
「廃校プロジェクト」
「ちとちんとん」(You Tube)


廃校プロジェクト調査4宿泊先の体育館近くにある太鼓体験交流館でゼミ生K君が叩く

廃校プロジェクト調査5

(余談:現在、佐渡島には様々な大学がフィールド調査ないしボランティア活動を行っています。トキの放鳥がはじまったこともあり、環境・生態系の調査やビオトープづくりのボランティアに数多くの学生が参加しております。また、特色ある町屋や数多く残る能舞台などの建築系の調査、さらに街づくりのプランと実践、佐渡観光への提言といった地域開発に関わる学生たちも数多くおります。他に集落の祭りに参加・協力するゼミなどもあり、調査実習が集中する島になっています。このこと自体、大変興味深いことですが、杉本ゼミとしては各大学との緩やかな繋がりを保ちつつ、聞き取り調査を中心とした現地調査を、少人数ながら地道に継続していくつもりです。)


アジア文明通信16:内藤ゼミ主催の海外研修 帰国報告!

△内藤ゼミ主催の「体感!東南アジアvol.1マレーシア編」は、31名(別に卒業生2名)の参加を得て、無事終了しました(9月1日~12日)。この研修は、例年ゼミ旅行として企画しているものを広く他学部他学科にも呼びかけておこなったものです。初対面の関係も12日間の研修が終わる頃には学部学科、学年を越えた「仲間」になっていました。

内藤ゼミ海外研修8日目のジャングルクルーズの様子(中央は舟が転覆しないか不安顔の内藤先生)


△訪問地は主に3都市。クアラルンプールでは、先進国の仲間入りをめざすマレーシアの発展ぶりに驚嘆の一方で「日本とあまり変わらない」との意見も。世界遺産にも登録されているマラッカでは、引率の内藤耕教授の案内で市内を歩いて見学しました。東西の文明の交差点としてのマラッカの歴史を体感しました。


△5日目はヌグリスンビラン州にある Inti 国際大学を訪問、英語でのコミュニケーションに四苦八苦しながらも(?)、学生同士の交流におおいに盛り上がりました。


△後半はボルネオ島コタキナバルの自然を満喫。樹木の上40Mの高さに渡された橋をわたるキャノビーウォークでは、ジャングルを観察するよりもその高さに悲鳴が響き渡っていました。


アジア文明通信17:秋学期の授業が無事はじまりました

湘南キャンパス3号館いつの間にか、色づく木々が湘南キャンパスでも見られるようになりました

△台風の影響でガイダンスはキャンセルになりましたが、予定通り9月24日より授業がはじまりました。履修期間は終了し、現在は追加登録期間に入っています(13日まで)。


△秋学期は3年生のゼミ(アジア文明セミナーⅡ)の多くで合宿が開かれます。ちなみに杉本ゼミでは、卒論の構成発表会と就職活動の決起集会をかねて、山中湖のセミナーハウスで合宿を行います。これらの模様については逐次ご報告します。

△4年生にとっては、いよいよ卒業論文が大変な時期になります。10月26日(水)・29日(土)には卒論の中間報告会が開催されます。4年生各自がレジュメを用意し、卒論の内容について主査・副査の先生の前で、発表します。その後、本格的に執筆し、12月20日(火)の正午に提出することになります。


△秋がさらに深まる11月1日(火)から4日(金)まで建学祭が開催されます。アジア文明学科では、内藤ゼミの学生たちが現在企画を考案中です。企画が決まりましたらあらためてご案内します。


アジア文明通信18:タゴール生誕150年記念シンポジウム

ラビンドラナート・タゴール

■10月22日〈土〉にベンガルの詩人、ラビンドラナート・タゴール(右写真)の生誕150年を記念したシンポジウムが慶應義塾大学で開催されました。アジア文明学科に縁の深い2名の先生が登壇されましたのでご紹介します。


臼田雅之先生


■今年の3月まで長らく専任教員を務めておられました臼田雅之先生(右写真)は「慶應講演『ナショナリズム』をめぐって」と題し、1916年のタゴール初来日の際に行われた講演の内容と当時の日本とインドの置かれた状況を関連させながら、タゴールの反ナショナリズムの姿勢を分析されました。


丹羽京子先生


■もう一人は、今年の春学期まで長らくヒンディー語とベンガル語、さらにインド文学を教授された丹羽京子先生です(右写真)。「野口米次郎(ヨネ野口)とタゴール」と題し、英詩人で慶應の教授でもあった野口との関係からタゴール像に追った講演をされました。



■アジア初のノーベル賞を受賞した人物としてタゴールを記憶している人がいるとはいえ、彼の詩作についてはほとんど忘れ去られた観があります。会場では、タゴールの詩をベンガル語で朗読し、さらに歌うという催しがあり、彼の詩の魅力を改めて堪能できました。お二人の授業を履修していたアジア文明学科の2年生、3年生の学生たちもこの日会場におりましたが(下写真)、彼らにとってもベンガルの詩的伝統の一端を知った一日になったはずです。

アジア文明学科の学生たち

アジア文明通信19:男子バスケットボールのホームゲーム記

バスケットボールリーグ戦1慶大戦:前半はよかったのですが…

○10月22日と23日の二日間、東海大学総合体育館で男子バスケットボールのリーグ戦が開催されました。大勢の観客に混じってアジア文明学科の学生たちも応援に駆けつけました。


○両日とも卒論ゼミ(杉本担当)に属する2名が裏方で活躍していました。一人は男子バスケットボールチームのマネージャーで、大学1部リーグ全体の学生役員として忙しく働いている小田さん。もう一人はチアリーディング部で、ハーフタイムのアクロバティックな踊りを披露してくれた高山さんです。普段、研究室では見られない活発な二人に心を打たれる一方で、卒業論文の中間発表が迫っているので、担当教員としてはハラハラしております。二人とも持ち前の集中力で難局をきっと打破してくれることでしょう。


○さて、試合の方ですが、初日の大東文化大学戦は勝利。二日目の慶應義塾大学との試合は後半かなりもつれてしまい、第4クオーター残り時間7秒で同点に追いつくも、残り0秒で慶大にシュートを決められてしまい、大変残念な結果になりました。会場からは深いため息。緊迫感のある好ゲームでしたが、勝てた試合を落したという観は拭いきれませんでした。残りリーグ戦の活躍を切にお祈りします。

バスケットボールリーグ戦3ハーフタイムのくじ引き大会を盛り上げる高山さん(左から4番目)

バスケットボールリーグ戦2本部席で試合を見守る小田さん(右奥)

アジア文明通信20:建学祭の内藤ゼミ生による企画につきまして

建学祭にアジア文明学科の内藤ゼミの学生たちが展示の企画をしております。先月行われたマレーシア研修旅行の成果を展示します。以下、ゼミ生深沢君によるご案内です。オープンキャンパスなどでは見られない学科の活動を知ることができますので、受験を考えている高校生の皆様、是非おいでください!


私たちアジア文明学科内藤ゼミでは、9月1日から12日までマレーシア研修を行ってきました。マレー系・中国系・インド系の国民からなるマレーシアは、国民同様に様々な文化が混ざった国です。

ヨーロッパ風の街並の中に、中華街の門があり、壁にはインド系の壁画が描かれ、走っている車は日本車という色々な顔を持つ国を今回、展示会という形で発表したいと思っています。


内藤ゼミ生による企画展示用写真印刷中

開催期間は11月1日~4日までで、1日だけは13時~17時、2日~4日は9時~17時まで開いております。展示会場は14号館4階の412教室です。


写真、模型、映像を通して肌で感じたマレーシアの多文化の面白さを皆さんにも感じて頂けると嬉しいです。
14号館は通用門から少し遠い場所にあり、行くまでが面倒ではあると思いますが、あまりガヤガヤしていない場所なので、休憩ついでに足を運んでみてください。
今まで知らなかった世界を知るチャンスになるかもしれません。


アジア文明通信21:附属高校2年生対象オープンキャンパス

11月12日(土)オープンキャンパス

秋晴れの11月12日(土)に附属高校の2年生を対象としたオープンキャンパスがありました。アジア文明学科の説明会には、南アジア担当の杉本が登壇しました。学科の内容や卒業後の進路先に加え、各ゼミの特徴を前面にたててお話ししました。参加してくれた生徒の皆様、ありがとうございました。ぜひ、一緒に学べればと思います。

アジア文明通信22:内藤耕先生からのご報告とご案内

1. 建学祭展示終わる

建学祭の展示

夏のマレーシア研修旅行をテーマにした内藤ゼミ主催の建学祭展示(11月1日~4日)が無事終了しました。旅行中に撮影された写真やビデオの上映のほか、プトラジャヤに建つピンクモスクの手作り模型が展示されました。
4日間の来場者は300人を超えました。大勢のみなさんのご来場まことにありがとうございました。

2. 活躍する卒業生を招いて

卒業生のお話をうかがう

11月16日(水)、文明系5学科合同で、就職活動を控えた3年生を対象に、卒業生の方々のお話をうかがう会が開かれました。アジア文明学科の卒業生はおふたり、アクセサリー販売会社の役員をされている方、そしてネット広告の代理店にお勤めの方が、それぞれ後輩たちを前に働くことの楽しさ、厳しさをご紹介くださいました。
終了後は松前記念館喫茶室で懇親会が行われました。卒業生を囲んで、お開きの時間が過ぎても学生たちから熱の入った質問が続いていました。

3.東南アジア学会大会開催

東南アジア学会(会長・寺田勇文・上智大学外国語学部長)2011年度秋季大会(第86回)が、本学科・内藤先生を大会準備委員長に、12月3日(土)、4日(日)の2日間にわたって東海大学・高輪校舎で開催されます。1日目は自由研究発表、2日目は「グローバル化時代の国家と地域――第三世界ロマン以後の東南アジア論に向けて――」をテーマにした統一シンポジウムが開かれます。一般の方の来聴(無料)も歓迎します。詳細は第86回研究大会プログラムをご覧ください。

ご案内のページはこちらへ。


アジア文明通信23:いよいよ学期末

3号館工事中間もなく、3号館の免震工事も終了予定…

新年を迎え、いよいよ学期末に入っています。1月25日からは試験期間。4年生たちは昨年12月20日に提出した卒業論文の口頭試問を、25日・26日に受けることになります。一学年の締めである1月終わりは、3年生にとっては就職活動の始動時期にあたります。杉本ゼミでももっぱらの話題は就職活動について。エントリーシートの書き方や説明会の内容、さらに大学で企画された面接合宿など、情報交換は活発です。とはいえ、3年生ゼミ生たちは後期の発表のノルマが終わっていないので、急遽追加のゼミを開くことになっています。終わりと始まりが重なる時期。時の流れが早まります。

アジア文明通信24:学期末テスト終了!入試のことなど…

夕暮れの風景アジア文明学科のある3号館7階からの夕暮れ

○1月31日をもって学期末テストも終了し、大学構内は閑散としておりますが、2月7日より一般入試(A方式)がはじまります。入試会場の一つである湘南校舎では12日まで試験が行われます。

○また、現在出願をお考えの皆様、2月28日に行われます一般入試B方式(高得点2科目方式)の受付が10日よりはじまります。ぜひアジア文明学科に入って、いっしょに学びましょう。出願をよろしくお願いいたします。

○教員は秋学期の成績処理とその後は入試業務に追われますが、合間を縫って研究調査を本格化する人もいます。あるいは溜まった原稿書きに精を出す人もいます。3月25日(日)の卒業式まで、たとえば杉本であれば、講演会参加(京都)、立川調査、佐渡調査、文献調査(イギリス)、次世代合宿(広島)、文献調査(インド)と続きます。

○紹介が遅くなりましたが、学科主任の春田先生が非公式ブログを立ち上げております。学科のことやご自身の専門である西アジアの遺跡などが魅力的な写真とともに紹介されています。別の日にとった右上の夕暮れの写真も掲載されていますので、探してみてください。こちらをクリック!→春田晴郎の非公式ブログ 


アジア文明通信25:卒業式

2011年度の卒業式が3月25日に挙行されました。卒業式の後は学科での学位授与式。一人一人に、学科主任の春田先生から学位が授与されました。長らく教壇に立たれた、杉山先生、臼田先生も祝福の言葉を卒業生たちに送りました。それぞれ社会人としてご活躍されることをお祈りしております。おめでとうございます。

臼田先生

杉山先生

学位授与式2

学位授与式1

アジア文明通信26:64名の新入生!

新入生の研修

アジア文明学科に新たに64名の新入生を迎えました。4月6日に学科の専任の先生たちと一緒に、湘南キャンパスからバスで1時間ほどのところにある熱海のMOA美術館で研修を行いました。美術館では学科の卒業生でもある学芸員の方から所蔵品の説明を受けました。写真は玄関口の前で帰りに撮ったものです。早く大学に慣れてくださいね。

アジア文明通信27:1年生の図書館研修が行われました

図書館実習4号館中央図書館での研修

5月2日に新入生を対象とした「アジアの学び方1」の授業で図書館実習を行いました。春田組と菟原組の二班に分かれて、4号館中央図書館で情報検索のやり方を館員からそれぞれ教えて頂きました。人文社会科学系の専門書が収められている11号館図書館では、欧文および日本の専門研究の雑誌を閲覧し、さらに地下の書庫で蔵書を見て回りました。


「アジアの学び方1」は、新入生が春学期の間に大学で学ぶ基礎技術を身につけるために設置されています。3クラスに分かれて、専任の先生から読み、書き、話す技術を教わります。


図書館実習11号館から4号館へ移動中

図書館実習11号館図書館での研修

アジア文明通信28:内藤耕先生のオーストラリア通信

オーストラリア国立大学

東南アジア論担当の内藤耕先生は6月半ばから9月半ばまでの予定でオーストラリア国立大学(ANU)文化・歴史・言語研究科にて訪問研究員として研究に励んでおります(右の写真はそのキャンパス。右手奥の建物に内藤先生の研究室があります)。

研究テーマは「インドネシアのテレビ放送政策の歴史」。

インドネシア研究なのになぜオーストラリアと不思議に思う方は、世界地図を見て下さい。人口2千3百万人弱のオーストラリアに、地中海とほぼ同じくらいの領域面積(国土+領海)をもつインドネシアがその10倍2億4千万人の人口をもって接しています。このためオーストラリアでは、インドネシアの動向に強い関心をもっていて、インドネシア研究をはじめとする東南アジアの研究に力を入れているわけです。


オーストラリア国立大学

ANUのあるキャンベラはいまが冬。オーストラリアの主要都市のなかでももっとも寒いそうですが、キャンパスの内藤先生の研究室には野生のオウムも激励にやってきます(右の写真はそのオウム。他にキャンパス内にはウサギやポッサムが跳びはねているそうです)。


アジア文明通信29:廃校プロジェクトに参加しました!

8月15日~26日まで新潟県佐渡市で開催された首都大学、立教大学、東海大学の3大学合同の廃校プロジェクトに参加しました。東海大学からは6名の学生が調査に同行しました。


今回は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている小木地区・宿根木にある公会堂【写真①、②】を拠点に、集落調査、二見夏学校、各種ボランティア活動などを行いました。東海大班は山間地域に注目し、羽茂地区・大崎を調査対象にしました。念仏講の参加からはじまり、大崎の特色あるコミュニティーの模様や芸能・遊びについて調べました【写真③】。

中盤では今年3年目となる旧二見小学校の校舎を使用した夏学校に参加。集落センターに3日間泊まり込んで、午前中は子供たちの宿題を見たり、一緒に遊んだりしました【写真④】。午後は現地のNPOとの共催で「七浦探検隊」と称して、7つの集落の魅力を子供たちが発見する行事にサポートで参加しました。


大崎での調査結果は今後報告書にまとめていきますが、今回の調査だけでは十分調べられたとは言えず、来年も継続して調査することに決りました。宿根木、大崎、二見の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

廃校プロジェクト【写真④】3日間の二見・夏学校

廃校プロジェクト【写真③】廃校舎を利用した大滝楽舎にて

廃校プロジェクト【写真②】舞台での夕食

廃校プロジェクト【写真①】宿根木公会堂

アジア文明通信30:山花京子先生が新たに着任しました!

●9月1日より新しくアジア文明学科の教員として、古代エジプト史を専門とされている山花京子先生をお迎えしました。先生は王や王族などの支配階級が残した一見華やかな古代エジプトの遺物群ではなく、ガラス、ファイアンス、および金属に注目することで人びとの生活や社会構造が何であったのかを明らかにする研究に従事しています。その一方で、『古代エジプトの歴史:新王国時代からプトレマイオス朝時代まで』(慶應義塾出版会、2010年)といった入門書も著しています。

●山花先生の秋学期の担当授業は「古代エジプト文明の構造」(水―4・5時間目)があります。来年度からは3年生のゼミナール(「アジア文明セミナーⅠ・Ⅱ)、4年生のゼミ(「卒業論文Ⅰ・Ⅱ)も担当される予定です。古代エジプトへの理解の幅を広げる絶好の機会ですので、是非アジア文明学科にいらしてください。


アジア文明通信31:建学祭の企画:「アジアの怪物・怪獣大集合!」

11月1日(木)~3日(土)の間に開催されます第58回東海大学建学祭にアジア文明学科も参加します。「アジアの怪物・怪獣大集合!」と題して、西アジア、南アジア、東アジア、東南アジア地域の神話に登場する怪物、怪獣、聖獣を、縫いぐるみやポスターなどで再現します。是非ご来場ください。

建学祭に参加する怪獣たちただいま準備の追い込み中

「アジアの怪物・怪獣大集合!」
期日: 2012年11月 1日(木)12:30~17:30
2日(金) 9:00~17:30
3日(土) 9:00~17:30
場所: 東海大学湘南キャンパス14号館2階14-418教室

アジア文明通信32:祝!第60回全日本吹奏楽コンクール金賞受賞

吹奏楽部メンバー from アジア文明学科演奏前の集合写真

2012年10月27日(土)に宇都宮市で開かれました第60回全日本吹奏楽コンクールの大学の部で、東海大学チームが福岡工業大、文教大とともに金賞を受賞しました。この大会では全国182校の参加校から代表に選ばれた12大学が演奏を競いました。

アジア文明学科から、北村仁悟君(3年生)、武士美奈香さん、鈴木悟君(2年生)、伊藤ひろみさん(1年生)の4名も参加し、金賞受賞に貢献しました。副部長でもある、北村君より一言。

「あっという間の12分間の演奏でした。今までの練習の成果が出せました。この結果は周りの方々の支援や応援があったからです。ありがとうございました…」。


なお、建学祭中の11月2日(金)12時より(開場11時30分)、オータムコンサートを松前記念講堂にて行います。

是非お越しください。


アジア文明通信33:「廃校プロジェクト」の展示会とシンポジウムを開催

知のコスモス、展示会とシンポジウム

11月7日(水)から14日(水)まで湘南キャンパスにて、「新潟県佐渡市の山間集落における暮らしと芸能-羽茂地区大崎におけるコミュニティー調査の中間報告展示会-」を開催します。内容は今夏の8月15日から26日まで実施した調査の中間報告です。今回の展示では地域住民へのインタビューをはじめ、この集落の特色ある芸能や遊びを紹介する他、相川地区の旧二見小学校の廃校舎を利用した夏学校について写真やパネル、お借りした道具類や人形などを紹介します。また、13日には廃校プロジェクトのメンバー(フィールドワーク担当)である東京外国語大学の小西公大研究員をゲストにお招きしたシンポジウムを企画しております。皆さまのご来場をお待ちしています。


第259回 東海大学文学部 知のコスモス 展示会・シンポジウム
「新潟県佐渡市の山間集落における暮らしと芸能-羽茂地区大崎におけるコミュニティー調査の中間報告展示会-」
展示会
【日時】11月7日(水)~14日(水)開室9:00~17:00 ※11日(日)は閉室
【会場】東海大学湘南キャンパス3号館4階展示室(平塚市北金目四丁目1番1号)
【交通】小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ。またはJR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分、「東海大学前」下車徒歩約15分 東海大学キャンパス交通案内/湘南キャンパス
※自動車でのご来場はご遠慮ください
【入場】無料


開催記念シンポジウム
【日時】11月13日(火)17:00~18:00
【ゲスト】東京外国語大学 小西公大研究員
【会場】東海大学湘南キャンパス14号館4階14-405教室(平塚市北金目四丁目1番1号)
【入場】無料
【主催】東海大学文学部アジア文明学科
【協力】第2期廃校プロジェクト


【お問い合わせ】文学部アジア文明学科
℡:0463-58-1211(内線3042)


アジア文明通信34:日本オリエント学会第54回大会・公開講演会を開催します

11月24日、25日の両日に湘南キャンパスで開催される「日本オリエント学会 第54回大会」の初日に公開講演会を行います。この大会ではアジア文明学科の教員である春田先生、莵原先生、山花先生が実行委員としてご活躍されます。

日本オリエント学会は三笠宮崇仁殿下の提唱により、1954年に設立された学術団体です。文明の発祥地として知られるメソポタミアやエジプトなどの古代オリエント地域の歴史や文化の研究者と、その地域の中世以降のイスラーム期の文化や歴史を探求する研究者が幅広い領域で研究や調査活動を行っています。

公開講演では2名の研究者を講師にお迎えし、中央アジアのイスラーム世界の歴史と東海大学の調査団によるブルガリアでの考古学的発掘調査に関する最新の研究成果を紹介します。会員以外の一般の方々も無料で聴講することができます。ぜひお気軽にご来場ください。


日本オリエント学会第54回大会・公開講演会
【日時】 11月24日(土)14:00~16:50(開場13:00)
【講演】

  • 東京外国語大学大学院総合国際学研究院 小松 久男特任教授
  • テーマ:「韃靼の志士イブラヒムと明治日本」
  • 東海大学文学部歴史学科考古学専攻 禿 仁志教授
  • テーマ:「ブルガリアを掘る-東海大学によるテル・デャドヴォの発掘調査とその周辺」
【会場】 湘南キャンパス・松前記念館講堂(平塚市北金目四丁目1番1号)
【交通】 東海大学キャンパス交通案内/湘南キャンパスをご参照ください。
  ※自動車でのご来場はご遠慮ください。
【入場】 無料
【お問い合わせ】
日本オリエント学会第54回大会実行委員会
東海大学アジア文明学科 春田研究室
℡:0463-58-1211(内線3032)
E-mail:orient54@hum.u-tokai.ac.jp


アジア文明通信35:アジア海外研修報告

アジア海外研修アーグラにあるタージ・マハルの前で

「アジア海外研修」はアジア文明学科と歴史学科東洋史専攻が共同して開講している科目です。第8回目にあたる今年度は、はじめてインドを研修先としました。引率はアジア文明学科の杉本浄講師が担当しました。

総勢31名の学生(アジア文明学科20名、東洋史7名、国際学科3名、法学部1名)は2月20日から28日までの間に、13世紀からの様々なイスラーム王朝の首都が置かれたデリー、続いてタージ・マハルで知られるアーグラ、最後に東インドの聖地プリーを訪れました。研修期間中はイスラーム建築やヒンドゥー建築の世界遺産を堪能した旅となりました。

授業でなかなかお互い話すことのなかった学生たちも、徐々に旅の中で打ち解けていきました。最後の夜は現地の衣装を身にまとった、さよならパーティーを行い、インドでのつかの間の日々を惜しみました。

アジア海外研修最終日のさよならパーティー

アジア海外研修聖地プリ―の海岸にて

アジア文明通信36:アジア農村研究会カンボジア広域調査に5名の学生が参加

東京大学や早慶上智の大学院生らで組織するアジア農村研究会第21回カンボジア広域調査実習(3月5日~19日)に、アジア文明学科教授の内藤耕先生が顧問として同行しました。アジア文明学科の学部2年生ら5人も参加し、カンボジアの北から南まで、ほぼ全土を2週間で踏破するなか、景観観察を中心とした調査手法について学びました。プノンペンの王立芸術大学で開かれた最終報告会では、英語での発表を経験しました。実習終了後、東海大生はアンコール遺跡群を見学し、アジアでも最大の石造建築群のすばらしさに圧倒されていましたが、調査実習を通じてカンボジアのふつうの村を歩いてきた学生からは「完全に観光地化していることに違和感を感じる」との声も。

カンボジア広域調査実習内藤先生と5名の学科参加学生

カンボジア広域調査実習最終報告会で発表するアジア文明学科の学生

アジア文明通信37:葉千栄先生、朝日新聞でPM2.5パニックを語る

3月27日づけの朝日新聞「耕論」でアジア文明学科教授の葉千栄先生がPM2.5パニックについてコメント。中国の大気汚染の背景には、規制強化を進められない政治的システムの問題があると解説しました。石油の生産、供給にたずさわる2大国営企業の癒着構造のなかにあるため、設備投資にブレーキがかかり、石油製品の質の改善が進まないこと。開発権限をもつ地方政府も利潤を求めて企業の進出や生産活動に規制がかけられない現状を指摘しました。


アジア文明通信38:新入生研修会で中近東文化センターを訪れました

アジア文明学科では4月1日に51名の新入生を迎え入れました。4月6日に新入生同士の親睦を兼ねて、7名の先生とともに研修会を行いました。今年は東京都三鷹市にあります、中近東文化センターに行ってきました。センターにはエジプト、トルコ、イランなどから発掘された文物を展示する付属博物館があり、かつての人々の暮らしや交易の様子を知ることができます。残念ながら今年3月31日をもって一般公開は中止になりましたが、今回は特別に見学させていただきました。

見学に際しては人数が多いために2班に分かれ、古代エジプトを専門とする山花先生とイスラーム以前の西アジアの歴史・文化を専門とされている春田先生による詳細で手際のよい解説を入れ替えで受けることができました。春の嵐が近づきつつあった午後に、はるかに遠い西アジアの過去に思いを寄せつつ、静寂な一時を過ごすことができました。

新入生研修会中東の陶器について解説する春田先生

新入生研修会持参した写真とともに解説する山花先生

アジア文明通信39:卒業生が語るアジアン・ビジネス

アジア文明学科卒業の長田麻央さん

4月15日、アジア文明学科開設科目「国際社会のなかのアジア」で長田麻央さん(2010年卒)が講演されました。長田さんは昨年からプノンペンでイルミネーション(電飾)の会社を経営されています。ご自身が手がけるテーマパーク建設計画や日本との働き方の違いなど、熱く語っていただきました。教室を埋めた200名の受講生は、先輩のお話にアジアで働くことの魅力を感じ取っていたようです。「国際社会のなかのアジア」(内藤耕教授担当)は日経を教材にした講義で就職活動にも役立つ授業です。

アジア文明通信40:第8回文学部アジア海外研修「インド歴史紀行」展示会

この度、「アジア文明通信35」で紹介しました第8回文学部アジア海外研修「インド歴史紀行」の内容を紹介する展示会を開催します。

訪問した世界遺産、町の風景、出会った人々などを写真と参加学生たちの文章でつづるものです。

皆様のご来場をお待ちしております。

知のコスモス、「インド歴史紀行」展示会


-記-

第267回文学部知のコスモス
第8回文学部アジア海外研修 「インド歴史紀行」 展示会
期日:5月8日(水)~21日(火)
会場:東海大学湘南キャンパス 3号館4階展示室
開室時間:

  • 平日9:00~17:00
  • 土曜9:00~16:00
入場料:無料
問合せ:文学部アジア文明学科 0463-58-1211(代表) 内線3042


アジア文明通信41:古代エジプト研究に関する研究会を開催します

本年度よりアジア文明学科では、アジア関連の研究成果を広く一般に公開するために「アジア万華鏡」と題する研究会を催すことになりました。専任教員や学外有識者による一般向けの発表を今後続けていきます。

記念すべき第1回目の今回は、チェコ共和国のミロスラフ・バルタ博士をお招きし、エジプトの有名なアブシールのピラミッド群から新たに発見された遺物を中心に報告してもらいます。

最先端の古代エジプト研究を知るよい機会ですので、ぜひお越しください。


-記-

アジア文明学科研究会企画運営委員会 「アジア万華鏡」 企画
ピラミッドの影に―アブシールのピラミッド群遺跡地帯での新発見―
ミロスラフ・バルタ博士 (チェコ共和国カレル大学/チェコ・エジプト学研究所所長 ▪ 教授)

  • 日時: 2013年6月12日(水) 午後5時~6時
  • 場所: 14号館103教室
問い合わせ先: アジア文明学科事務室
入場無料 ▪ 参加申し込み不要 ▪ 逐次通訳あり

こちらの資料もご覧ください。(ファイルを読むにはAdobe Readerが必要です)


アジア文明通信42:6月16日(日)のオープンキャンパス2013

6月16日に開催されるオープンキャンパスで、アジア文明学科では「アジアから広がる未来の可能性」と題して、内藤耕先生が体験授業&個別相談を行います。時間帯は11:00~11:45と12:00~12:45の2回です。場所は3号館7階の内藤先生の研究室です。以下、内藤先生より一言。


オープンキャンパス2013発展するアジアで挑戦:クアラルンプールの街

「成長のアジアにかける日本の企業。日本経済の浮沈はアジアとのつきあい方にかかっていると言っても過言ではありません。将来の夢をアジアを舞台に描いてみませんか。体験授業ではいまアジアで活躍する人や企業について考えてみます。担当は東南アジア論の内藤です。インドネシアの美しい臈纈染め(バティック)の紹介もあります。現役学生のお話も聞けます。なんでも遠慮なく質問してください」


受験生の皆様、この機会に是非アジア文明学科にいらしてください。
なお、湘南キャンパス全体の企画については 東海大学オープンキャンパス2013をご覧下さい。

アジア文明通信43:古代エジプト・古代中近東ワークショップ

先日(6月12日)に開催された、「アジア万華鏡」企画第1弾のチェコ共和国カレル大学バルタ教授の講演は告知期間が非常に短かったにもかかわらず、40名ほどの方がいらっしゃいました。学生さんが主体でしたが、他学科の教職員、フェイスブックなどの呼びかけに反応して来てくださった一般の方々、そして卒業生も数名おりました。まずまずのスタートで、ほっとしております…(山花京子先生より)。

さっそくですが次の企画は「古代エジプトおよび古代中近東ワークショップ」です。早稲田大学の長屋憲慶先生をお招きし、「石器の見方~鈴木コレクション整理作業に向けて」と題し、お話しいただきます。その後、実際に遺物の整理作業を見学できますので、この機会にお集まりください。

古代エジプトおよび古代中近東ワークショップ


-記-

アジア文明学科研究会企画運営委員会 「アジア万華鏡」 スピンオフ企画
古代エジプトおよび古代中近東ワークショップ
「石器の見方~鈴木コレクション整理作業に向けて」 長屋憲慶 (早稲田大学)

  • 日時: 2013年6月19日(水) 午後5時30分~6時頃
  • 場所: 14号館104教室

問い合わせ先: アジア文明学科事務室 (内線3025)
入場無料 ▪ 参加申し込み不要

アジア文明通信44:夏のオープン・キャンパス開催!

いよいよ夏休み。アジア文明学科では下記の日程と内容で、夏のオープン・キャンパス中に学科紹介企画を実施します。ぜひこの機会にアジア文明学科を訪ねてみて下さい。

第1弾
日時:7月28日(日)第1回-11時~11時40分、第2回-12時~12時40分、第3回-13時30分~14時10分 (14時40分頃まで個別相談対応します)

テーマ:「体験、古代エジプト」(担当:山花京子)
内容:古代エジプトの遺跡に触れ、歴史を体感する。
開催場所:14号館4階の14-408


第2弾
日時:8月10日(土)第1回-11時~11時40分、第2回-12時~12時40分、第3回-13時30分~14時10分 (14時40分頃まで個別相談対応します)

テーマ:「今、アジアを学ぶワケ」(担当:杉本浄)
内容:アジア文明学科でどのような学びができるのかを具体的に紹介。
開催場所:14号館(当日、教室番号をご確認ください)


第3弾

夏のオープンキャンパス

日時:8月25日(日)第1回-11時~11時40分、第2回-12時~12時40分、第3回-13時30分~14時10分 (14時40分頃まで個別相談対応します)

テーマ:「おもしろいぞ、アジア!」(担当:杉本浄)
内容:学科内容の紹介。ビデオの上映と教員との懇談。
開催場所:14号館(当日、教室番号をご確認ください)

アジア文明通信45:建学祭期間中のアジア文明学科に関わる催し

11月1日(金)から3日(日)に開催されます建学祭のアジア文明学科に関係する催しは以下のようになります。なお、3日(日)にはオープンキャンパスが開催され、直接学科を訪問することができます。この機会にぜひご来場ください。

(オープンキャンパスについてはこちら→) 東海大学オープンキャンパス2013

アジア文明学科の催し


「バリ展…観光化されているバリと観光化されていないバリと」
14号館14-412
(内藤先生が9月に行ったゼミ旅行の展示)

「佐渡・大滝楽舎の展示物から学ぶ―民具調査と製作の過程」
3号館4階 文学部展示室
(杉本先生が8月に行った民具調査の展示)

「古代文明!エジプト」
1号館1C-301
(山花先生が指導されている考古学科の企画)



アジア文明通信46:2014年夏のオープンキャンパス第1弾は7月27日!

サーバーの移転に伴い、しばらく更新を停止していましたが、手続きが完了しましたので、再開いたします。長い間ご迷惑をおかけしました。

さて、7月27日(日)のオープンキャンパスでは、14号館4階全体を文学部のスペースとして様々な学科や団体が催しを行います。

アジア文明学科では4階の小教室にて「アジア文明学科の課外活動」を展示説明します。学科や教員、そして学生生活の紹介はもとより、アジア文明学科の「廃校プロジェクト」「古代エジプト及び中近東コレクション整理プロジェクト」、そして「東南アジア海外研修旅行プロジェクト」のパネル展示を行い、学業に対して在校生による懇談会なども行います。みな「アジア文明学科」のTシャツを着ています!お気軽に声をかけてください!

6月のオープンキャンパスお手伝いのアジ文学生お手伝いのアジ文学生

6月のオープンキャンパスの模様6月のオープンキャンパス



アジア文明通信47:「エジプトが好き!-マリアムさんの異文化理解講座-」

アジア文明学科の「知のコスモス」企画として、7月16日(水)17時より東海大学湘南キャンパス14号館14-103教室にて「エジプトが好き!-マリアムさんの異文化理解講座-」を開催します。講師のマリアム進士洋子さんは元エジプト大使館観光局参事官秘書で、エジプトに長年住んで日本人とエジプト人との橋渡しとなるような仕事を続けてこられました。16日のご講演では、異国の人々や文化を理解するためにとても大事なこととは何か、についてご自身の経験をもとにしたお話をしてくださいます。

海外で暮らそうと考えている貴方、国際的な仕事がしたい貴方、エジプトが好きな貴方、みなさまの参加をお待ちしています。

「エジプトが好き!-マリアムさんの異文化理解講座-」チラシPDF


-記-

アジア文明学科企画「アジア万華鏡」(第288回東海大学文学部知のコスモス・講演会)
「エジプトが好き!-マリアムさんの異文化理解講座-」
講師:マリアム進士洋子氏(元エジプト大使館観光局参事官秘書)

  • 日時: 2014年7月16日(水) 午後5時00分~6時30分頃
  • 場所: 14号館14-103教室

問い合わせ先: アジア文明学科事務室 (内線3025)
入場無料 ▪ 参加申し込み不要
右のサムネール画像をクリックしますとチラシPDFが開きますので、そちらもご覧ください。



アジア文明通信48:8月9日オープンキャンパス&前回オープンキャンパス、公開講座のご報告

8月9日土曜日に夏のオープンキャンパス第2弾が開催されます。アジア文明学科の学科企画は、葉千栄先生と学生たちによる学科と学生の活動についての説明です。「朝まで生テレビ」などでおなじみの葉先生のお話を生で聞き、問いを投げかけるチャンスです。また、現役の学生たちが学科のこと学生生活のこと、語ってくれますし、質問にも快く答えてくれます。来春受験予定の皆さん、高校1年生・2年生の皆さん、保護者の方々、どうぞお気軽にいらしてください。お待ちしております。


20140727オープンキャンパス学科Tシャツを着た山花先生とお手伝いの学生たち

20140727オープンキャンパス高校生らに説明する山花先生

さて、7月27日は夏のオープンキャンパス第1弾が行なわれました。アジア文明学科では学科活動の展示と説明会を行いました。古代エジプトを研究されている山花京子先生と3年生5名の学生たちはおそろいのTシャツを着て、高校生と保護者の皆様をお迎えしました。入試、専門研究、単位の取り方、海外研修、大学生活…などなど、高校生たちの質問に学生一人ひとりが誠実に答えておりました。



また、7月16日に文学部アジア文明学科の「知のコスモス」企画の一環として、「エジプトが好き! マリアムさんの異文化理解講座」が開催されました。エジプト在住35年のマリアムさんが長年の経験から、「自分に限界を設けちゃだめ。興味を持った時が成長のチャンス。辛い経験を恐れずに、「あ、辛いってこういう味がするんだ!」と思えるのもひとつの重要な経験!」というメッセージをいただきました。他にも、大学の教室の中では普段聴かれないようなお話も聞けて、学生さんはまさに「マリアムさん」という異文化を体験しました。飲まず食わずのラマダン中に南門から炎天下歩いてこられて、2時間以上も熱のこもったお話をしてくださって、本当にありがとうございました。(山花先生のfacebookページより)

20140716マリアムさん講座お話されているマリアムさん

20140716マリアムさん講座当日の会場の模様



アジア文明通信49:8月23日オープンキャンパス&前回オープンキャンパスのご報告

この夏3回目にして最後のオープンキャンパスが8月23日土曜日に開催されます。アジア文明学科の学科企画は、私、春田と学生たちによる学科と「アジア海外研修」という授業についての説明です。もちろん、現役の学生たちが学科のこと学生生活のこと、語ってくれますし、質問にも快く答えてくれます。来春受験予定の皆さん、高校1年生・2年生の皆さん、保護者の方々、どうぞお気軽にいらしてください。お待ちしております。


オープンキャンパスでアジア文明学科の魅力を熱く語る葉千栄先生

8月9日のオープンキャンパス第2弾は、葉千栄先生がご担当。今アジアを学ぶことの重要性がどこにあるのかを高校生たちに力説されました。写真はその時の模様です。5人の3年生、4年生の学生たちも学科で学ぶことの楽しさを語りかけました。ほか、文学部の企画で山花京子先生が学生たちとともに古代エジプトの遺物整理について、展示および体験を行いました。研究室見学を含めて、企画は盛りだくさんでしたが、大勢の高校生および保護者の皆さんにご来場いただき感謝しております。